サンプルをご覧いただきましょう。最初は、始業時刻と終業時刻、残業などについて職場の基本ルールを示したものです。
【職場のルールブック】
業務の基本的な考え方(労働時間に関すること)
①始業時刻
当社の始業時刻は午前9時です。始業時刻は出社時刻とは違って、仕事に取りかかる時刻です。ですから、午前9時には自分の持ち場にいなければなりません。余裕をもって出社しましょう。当日急病などで欠勤や遅刻をする場合は、午前9時までに上司に電話で連絡してください。上司が不在の場合はすでに出社している同僚に伝言を頼み、改めて午前9時以降に電話をしてください。メールでの連絡は原則として認めません。
②休憩時間
正午から午後1時までが昼の休憩時間です。
③終業時刻
終業時刻は午後6時です。終業時刻は作業を終える時刻のことで、退社時刻のことではありません。午後6時より前に退社準備を始めるようなことは控えましょう。仕事はできるだけ効率的に行い、午後6時までに終えるようにしましょう。
④残業をする場合は
業務の都合で残業をする必要がある場合には、事前の届出が必要です。労働時間を延長することには法律で制限がありますし、会社としては法定労働時間を超えた残業には割増賃金を支給しなければならないからです。届出は「時間外業務申請書」の用紙を使います。必要な時間と作業内容を記入し、上司の許可を受けてください。事前に許可が受けられない場合は、事後に速やかに届出をしましょう。
「始業時刻」「終業時刻」などの用語の説明が易しく書かれています。また、残業についてのルールも基本的なところから書かれています。イラストを用いて堅苦しさを軽減してあります。従来の就業規則ではちょっと対応できなかったところです。